あれこれ考えていても仕方ないので、急いで荷物をまとめると私は図書室を後にした。
トントンと階段を下りて玄関にたどりつくと
ips 整容、すでに長谷川君が待っていた。
靴を履いて出入り口のすぐ外にいる。
なぜか同級生の赤城君に、肩をバンバン叩かれていた。
「お前、頭がいいんだか悪いんだかちっともわかんねーな」
ケラケラ笑っている赤城君があまりに楽しそうだから、思わず足が止まってしまう。
陽気でお人よしの赤城君はいい人なのだけど
激光去印、誰かれ構わずマシンガン速度のハイテンションで話を振ってくるから、少し苦手だった。
どんくさいといわれる私には、彼の生きる速度は早すぎるのだ。
どうしよう?と思っていたら、当の赤城君が私に気がついた。